オタク・ワンダーランド

好きなものの話とか考えたこととか

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茶谷のお暇

タイトルは言うまでもなく『凪のお暇』のパロディです。

 

前回の記事(不調の記録 - オタク・ワンダーランド)で書いた通り調子があんまり良くない。モヤモヤしている時打開策を求めて本屋に行って、本を買っては読めずに積む、という奇行をしがちなので今日も本屋にいた。読みたいな、でもどうせ積んじゃうしな、てか昨日Qoo10メガ割で1万円くらい散財しちゃったしな、と思いながら唐突にひらめいた。買っちゃえ。読んじゃえ。

説明しよう。私は毎日を「筋トレしなきゃ…勉強しなきゃ…でもできない…何もやる気が起きない…ううううう……」という葛藤で疲弊して過ごしている。実際には筋トレも勉強もしていないのに、筋トレと勉強のせいで疲弊しているので……ある!なので私はこれから約1週間(気が済むまで)お暇をいただくことといたしました。よほどやりたくなるまで筋トレも勉強も禁止。仕事だけ行けばOK。読みたくなったら本を読むし、描きたくなったら絵を描く。やりたいことだけやる。

(気が済むまで)と書いたけど、自由に過ごしてもやる気が帰ってこなかったらどうすればいいのか。それももちろん考えました。結論としては、それはそれでよくね?です。筋トレも、転職のための勉強もやらなくても死なない。どうしてもやりたくないならたるんだ体で今の会社に勤め続ければいいや。たぶんどっちも耐えられないからそのうち筋トレも勉強も再開すると思うし……。

てかこれ読んでる人、数日前の暗い記事からどうした?人格交代した?って思ってるだろうな。私も思ってるよ。最近飲み始めた薬の注意書きにこんな記述

があるのでもしかするとこれかもしれない。[友人、フォロワーの方へ]度が過ぎたら止めてください。

 

さて、ここからは今回消化したくなった積ん読&新入りの紹介です。

右から簡単に。

・『テスカトリポカ』

言わずと知れた話題作。信頼している友人の強い勧めで確か即日買ったのに、そこから1~2年積んでいる。麻薬とかアングラとか大好きだから楽しみ。

 

・『男の子になりたかった女の子になりたかった女の子』

これもテスカトリポカと同日、同一人物からの勧めで買った。タイトルからして思春期の女の子にありがちな自分の女性性への嫌悪を性同一性障害とはき違えるけどそうじゃなかったやつかな?と思っているが、全然違うかもしれない。

 

・『82年生まれ、キム・ジヨン

言わずと知れた話題作(2回目)。あんま関係ないんだけど、私には「しゃらくせー本屋」と呼んで嫌っているタイプの本屋がある。田舎の人はイオンに入ってる未来屋書店、都会の人は銀座シックスの蔦屋書店をイメージしてもらえればだいたい合ってる。「自律神経をリセットする」系眉唾健康本やらこじゃれた料理本やらばっかり置いていて、中身がスッカラカンの本屋のことだ。で、キム・ジヨンが一世を風靡していたころ、件の蔦屋書店に話題作がひとっつも置いていなくて、マジかよ…と戦慄しながらブラブラしていたらキム・ジヨンを見つけた。キム・ジヨンはしゃらくせー蔦屋書店すら屈服させた。期待。

 

・『かがみの孤城

辻村深月が好きなので。ハードカバーが出たころから読みたいと思っていたのに、気づけば文庫本が出てから余裕で1年は経っている。コワ。

マジで好きなセリフ。

 

・『チルドレン』

これは伊坂幸太郎オタクの友達に推されて買ったやつ。『魔王』を読んでピンと来なかったのでもしかしたらnot for meかもしれないけど、楽しみ。

 

・『かわいそ笑』

SCP『攀縁』(攀縁 - SCP財団)が民俗学ホラーとして完成されすぎている、と話題になった時から追いかけている梨さんの初単著。読むと様々なことが怖くなってできなくなると聞いたので期待大。

 

・『自分を好きになれない君へ』

さっき本屋で平積みされていて、俺か?!呼んだ????!となったのでつい買ってしまった。小学館Youth Booksから出ていて、ううう…私は23にもなって思春期の若者と同じことでうだうだ悩んでいるのか……と非常に辛くなった。

 

・『ルポ自殺』

Twitterで見かけて気になっていたので。副題「生きづらさの先にあるのか」は反語っぽく聞こえるけど、逆に自殺が生きづらさの先にないならどこにあるんだろう?気になる。

 

・『同志少女よ、敵を撃て』

言わずと知れた話題作(3回目)。よく『戦争は女の顔をしていない』とセットで紹介されているけれど、帯に「戦争は女の顔はもちろんのこと、男を含めたあらゆる性別の顔もしておらず、つまり人間の顔をしていないのだという事実を物語ろうとする(以下略)」という推薦文で興味を持った。

 

・『生き延びるためのアディクション

これは自慢なんだけど、私の最寄り本屋ってしゃらくさとは対極で、おもしれー本がいっぱい並んでいる。中でも精神医学棚が異常に充実していて、ああ私くらいのメンヘラってそこらじゅうにいるんだろうなと謎に安心する。その中で今日気になった一冊。嵐の後を生きる「彼女たち」へのソーシャルワーク、という副題。私もいろんな嵐の後にいろんな依存をしているなあという自覚があるので、惹かれた。

 

・『美とミソジニー

本屋に在庫がなかったのでさっき通販で買った。ので写真はない。

前の記事でも紹介したフォロワーのオススメ。曰く、「化粧しないで外を歩くことに罪悪感がなくなる」とのこと。ルッキズムなんて、少女革命ウテナの王子様お姫様システムと同じくらい馬鹿げていて、こんな土俵からは早く降りたいと思っているのに降りられずにいる私のための本かな?

てかYahoo経済圏だからYahooショッピングで本買ったら15%くらいポイントついたわ。待って?ここまでの本って…よーーーーし!この話、やめ!

 

以上、茶谷のお暇についてでした。小さい頃は本の虫だったのに最近全然読めていないのがコンプレックスだったので(本を読むと頭が良くなるは偽だけど、おもしれー女の家には本が山ほどあるは真だと思っている)今久しぶりにワクワクしています。書きたくなったら読書感想文を書くし、書きたくならなかったら書きません。なぜならお暇なので。