オタク・ワンダーランド

好きな作品の話とか考えたこととか

犬が死んだ

ここ2~3日全然ご飯を食べなくなり、いよいよやばいかもしれないなと思っていた。いつが最後になるか分からないと思い、今朝は犬をナデナデしてから仕事に向かった。

定時に会社を出ると、15:49に母から「今亡くなりました」とLINEが来ていた。そっかー、と思った。なんせ高齢犬で、あちこち病気もあったし今まで何度も死にかけていたから、心の準備はがっつり出来ていた。でも悲しいもんは悲しかった。泣きじゃくりながら電車に乗って、降りて、足が重くて、のろのろと自転車を漕いで、普段の倍時間をかけて家にたどり着いた。犬はまだほんのり暖かかった。高齢でトリミングに行けなくなって久しくて、いつも小汚い犬だったけれど、昨日ほとんど意識がなくて怒らないのをいいことに母がブラッシングをしていたので、犬は珍しくフワフワだった。

ほとんど同時に姉も帰ってきて、犬をフワフワしながら思い出話をした。今年の正月に死にかけていたのに回復したこと。17歳目指そうねと言っていたらきちんと17歳を迎えて、その翌日に亡くなるなんて孝行だと言うこと。痙攣発作に苦しんだ時期もあったが、最期はさほど苦しまず、母に抱っこされて死ねてよかったということ。ベスト・オブ・犬ちん(※星の数ほどあるあだ名のひとつ)だねえと褒め称えながら過去の写真を振り返ると、人間のバッグから盗んで食い散らかしたお菓子の写真、人間に歯をむき出しにしている写真、噛まれて血みどろの人間の写真がいっぱい出てきて笑った。そういえば若いころはかなりワルだったな。おじ犬になってからが長かったので忘れてたけど……。笑

今、モニターの向こうの犬をちらちら見ながらブログを書いている。書いてなんのためになるかは分からないけど、記録をしておこうと思った。火葬まで日があるので、腐ってしまわないようにエアコンをガンガンにして、保冷剤を敷き詰めたベッドに犬を寝かせている。ここ数年の犬は9割寝ていたので、ああ犬が寝ているな、と脳が認識するが、寝ているのではなく死んでいる。あまり実感が湧かない。

自分のTwitter ID+犬、で検索したらいいツイートがたくさんあったので、見返せるようまとめておく。

2018年にはすでに老犬だったらしい。まだトイレ以外で排泄をしないぞというプライドがあったころ。夜中にトイレ行きたいんすけど!と私を起こす賢ドッグだった。

まだトリミングに行けていたころ。仕上げにいろんな飾りを着けてくれるんだけど、緑も紫もピンクも水色も似合うので毎度天才?!?!と騒いでいた。

犬はたいてい臭かった。たれ耳の宿命で耳が臭いのはもちろん、歯周病(躾がなってないので歯磨きができなかった)+腎臓病で口はドブの臭いだし、老犬特有のイボから出る浸出液も臭かった。でも臭いのも可愛かった。ちなみにうんこは猫と違って穀物系の優しいにおいがして可愛かった。

犬はこたつが好きだった。こたつに入った犬は暴君になり、うっかり無遠慮に足を入れようものなら噛まれた。こたつの王は犬だった。

犬を風呂に入れるのは私の仕事だった。若いころは風呂好きだったのが、歳を取って怒りっぽくなり、風呂に連行しようとするとブチギレるのだ。私だけがブチギレ犬を制することができた。

怒りっぽいな、マジで

やたらと賢い犬であった。賢犬エピソードたくさんあるのに全然思い出せないや 思い出したら追記する。

晦日~元旦にかけて痙攣発作が凄まじく、安楽死を検討するレベルだった。病院行って投薬始めたらV字回復。すごい犬。

痙攣を起こすようになってから、いわゆる「まだらボケ」になってトイレの失敗が増えた。おむつ着けたり自宅で輸液したり、いよいよ介護という感じ。赤ちゃんみたいで可愛かった。

これで生きている犬のツイートは最後。なんでもかんでもツイートする習性のおかげで犬のエピソードをたくさん拾えてほっこりしている。

私が小学生のころ、一目ぼれしてダダをこねて買ってもらった犬だった。23年の人生のうち、17年をともにした犬だった。うつを拗らせていたころは犬が死んだら私も死ぬ!とよくヒスっていたけれど、犬がゆっくり老いて心の準備をさせてくれたので、今はそういう気持ちはない。今日だってもりもりハンバーグ食べたし明日も普通に会社行くし。でもどうにもならん喪失感がある。あったかい犬を腕枕して、ベッドの隅に追いやられて寝たいよ。犬……。